会長挨拶

 初代会長の阿部源三郎先生、二代目会長の西原弘先生、三代目会長の長谷川恭一先生に引き続き、2014年10月1日より関西産研会長を拝命致しました廣部一彦です。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
 近年、政治・経済・社会情勢が大きく変わりつつあり、医療や産業保健を取り巻く環境は大変難しい時代になりつつあります。

 このような中での関西産研ですが、三代の会長のご努力とご方針を引き継ぎ、関西地区だけではなく全国にも発信出来るような研究会組織として成長できればと考えております。  
 さて、関西産研は1988年に立ち上げの準備会が発足し、第1回の研究会を1991年にスタートしました。この時期は1980年代後半〜1990年代前半のいわゆるバブル期であり、長時間労働が常態化し心血管疾患を中心とする過労死が急増した時代でもありました。当時から労働衛生・産業保健分野では産業衛生学会がありましたが、未だ産業医部会や産業看護部会は発足していませんでした。産業医や産業医療スタッフも、有害業務対策と診療所的役割としての二次予防、三次予防を中心とした活動をしているところが多かった時代です。このような状況下で関西産研が生まれました。
 産業保健現場で働く産業医療職が知恵と工夫を出し合って討論し、労働衛生・産業保健における一次予防、二次予防への現場での対応を考えよう。学会では難しい、自由で率直な意見交換のできる場を作ろう。そして切磋琢磨して産業医療職のボトムアップとともに産業医、産業医療スタッフ、人事労務担当者同士の連携を強化していきたいという思いからの関西産研のスタートでした。
 以後約25年になりますが、2014年度では主催・共済事業が年に7回、後援事業が年に4回、会誌『銀杏』並びに『関西産研ニュース』を各々年に二回発行するなど、多彩な行事と事業を実施できるまでに成長してきました。これもご支援して頂いています多くの会員の皆様、多忙な中でもボランティアとしてご活躍頂いています各役員の皆様、また種々の形でのサポートを頂いております多くの事業所のお陰であり、心より御礼申し上げます。
今後とも、事業所での労働衛生・産業保健体制を構築していく上で、関西産研がより良き情報発信をしていけるように努力を続けたいと思っております。引き続き、皆様方のご指導とご支援を宜しくお願い申し上げます。

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